撮影の手引きを兼ねて公開中の名鉄蒲郡線の作品を集めました
生まれも育ちもこの地(愛知県西尾市:平成の大合併までは幡豆郡幡豆町)、海と山に囲まれた自然豊かで温暖な土地。
そこを走る蒲郡線は、今でこそ沿線自治体の支援なしには存続が危ぶまれているお荷物路線ですが、わたくしの幼少期には、名鉄きっての観光路線。
毎時ごとにパノラマカーの特急が走り、海上に浮かぶ二つの島はそれぞれ「うさぎ島・猿が島」として、名鉄海上観光船が行き来していました。
(ちなみに対岸の最寄り港、西浦温泉からは、蒲郡や伊良湖・鳥羽への連絡船が就航していました。
その最盛期には、ホバークラフトや水中翼船も活躍していた記憶があります。)
背後の三ヶ根山へもバス路線が完備され、東幡豆駅やこどもの国駅は大勢の行楽客で賑わっていました。 車両も当時の名鉄は、列車ごとに違った形の電車がやって来るほど変化に富んでいたのが、今や全部同じ形の二両編成のみ。 そんな栄枯盛衰の「ふるさとの赤い電車」。 今ではなかなか利用する機会に恵まれず、後ろめたい思いもありますが、いつまでも走り続けてほしい、心の風景の一部です。 撮影に関しては光線が生み出した第一感を大事に、あとは構図。 その為、後日同じ画角でもっと良いものをと挑戦しようと思っても、なかなか上手く行かないのが現実です。 そんな観点からの情報を併記しましたので、ご関心の向きには参考にどうぞ。 そして、現地での撮影を楽しんでください! (《撮影の手引き》の撮影時間帯は30分単位の、焦点距離は編集ソフトのデータに基づいたおおよその、撮影地は記憶によるなるべく正確な数値等を示しました。) |
千切れ雲の悪戯 《平成24年11月中旬》 |
うちの畑にて 《平成25年7月中旬》 |
ふるさとの赤い電車〈ふるさとの眺め〉 《平成25年7月中旬》 |
ふるさとの赤い電車〈凪待ちの海〉 《平成25年10月下旬》 |
ふるさとの踏切〈新学期〉 《平成26年4月上旬》 |
タンポポ咲いた 《平成26年4月上旬》 |
最後の夏 《平成26年8月中旬》 |
潮風の町の踏切 《平成26年9月中旬》 |
ふるさとの赤い電車〈PANORAMABILD 東幡豆〉 《平成26年9月中旬》 |
島の灯り輝く頃 《平成26年9月中旬》 |
ふるさとの駅 《平成26年12月上旬》 |
ふるさとの赤い電車〈ふるさとの町〉 《平成27年6月上旬》 |
ふるさとの赤い電車〈連休の潮干狩り〉 《平成28年5月上旬》 |
ふるさとの赤い電車〈次の世代へ〉 《平成28年8月下旬》 |
冬の帰り道 《平成29年1月下旬》 |
ふるさとの赤い電車〈光陰〉 《平成29年2月下旬》 |
製網工場の鋸屋根 《平成29年3月上旬》 |
ふるさとの赤い電車〈春色夏色〉 《平成31年4月下旬》 |
ふるさとの赤い電車〈街との繋がり〉 《平成31年4月下旬》 |
ふるさとの赤い電車〈晩春の嵐〉 《平成31年4月下旬》 |